タイルはお風呂や床材などに使われていますが、外壁にもよく使われる幅広い場所に対応した外壁材です。
そんな様々な場所で使われている外壁タイルのひび割れや浮き、剥がれなどの補修方法について紹介していきます。
外壁タイルとは?
外壁タイルは、主に石や土、砂などの天然素材を高温で焼き固めたものです。
様々な場面で活躍している外壁タイルですが、サイディングと比べて耐久性が高く、擦りやキズに強いため、美しさが長持ちする点が人気の理由の一つです。
また、見た目に重厚感があり選べるデザインが多数あるため、お住まいをワンランク上へ演出できる点も魅力的。
初期費用こそ高いですが、コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。
外壁タイルの施工方法
耐久性の高い外壁タイルですが、経年劣化によって「ヒビ割れや浮き」が発生することがあります。
その原因は様々ですが、外壁タイルの施工方法によっても変わってきますね。
一般的な外壁タイルの施工方法には2つです。
●外壁タイル施工方法①圧着張り
下地面にあらかじめ張り付け用のモルタルを塗っておき、そこにタイルを壁面に押し付けたり、トンカチの柄の部分などで貼り付ける工法です。
モルタルを塗ってからタイルを張り付けるまでの時間が長くなると、接着力が落ちてしまい剥がれやすくなる場合があるので、迅速に張っていかなければいけません。
●外壁タイル施工方法②密着張り
張り付けモルタルを下地面に塗り、タイル用振動工具を使用して埋め込むように張り付けていきます。
この場合はタイル面に振動を与えながら、モルタルに揉み込むように張り付けていくため、圧着張りと比べて塗り置き時間を長くとれるため施工性が良い工法とされています。
注意して欲しいのは、これらの湿式の施工方法は職人の技術によって仕上がりが左右されてしまうという点です。
そのため、DIYで行なった場合や、職人の技術不足、判断ミスなどが原因で、施工不良によるヒビ割れや剥がれも起こりかねません。
できるだけプロに任せて、業者を選ぶ際もしっかりと吟味して決めるのがオススメです!
ほかにも接着にモルタルを使用しない乾式の施工方法もあります。
湿式に比べると、施工不良の可能性は下がりますが、タイル自体に重量があるため剥がれの原因になることも・・。
外壁タイルのメンテナンス方法
外壁タイルは耐久性が高いため、頻繁なメンテナンスは必要ありませんが、年に一回程度「水洗い」を行うとより美しさが長持ちします。
洗車用の柔らかいスポンジやブラシなどを使い、汚れを落としていきましょう。
もし、汚れが落ちにくい場合は「高圧洗浄機」を使って汚れを落とすのがおすすめです。
外壁タイルの補修方法
タイル壁のひび割れや剥がれの補修方法は、張替えを行うことが1番手軽で効率が良いでしょう。
基本的にタイル壁は1枚1枚が独立しているので、それぞれに張り替えることが可能です。
<作業工程>
工程 | 作業内容 |
1 , 張り替えたい部分を撤去 |
最初に、張り替えたいタイルの部分の目地にカッターなどで切れ目を入れ、ハンマーを使用し剥がれやすくし、撤去します。 |
2 , 下地を作る |
タイル用の接着剤や、タイル接着用のモルタルを塗り込み、新しいタイルを張るための下地を作っていきます。 この作業は慎重に行わないと、すぐに剥がれたり劣化してしまいます。 |
3 , 新しいタイルを張る |
最後に、新しいタイルを張り、周りはモルタルなどでならし、目地を均一にして、完了です。 |
ヒビ割れや浮きが発生した場所によっては、仮設足場の設置などが必要になることもあります。
もちろん、少量のタイルの張替えであればDIYなどでも補修可能な場合もあるので、費用を掛けずに補修することもできます。
しかし、プロの方に頼んだ方が、しっかり施工されるので外壁タイルが長持ちするので、長い目でコスパがいいと言えるでしょう。
大抵の場合は、タイル壁のヒビ割れや剥がれを放置しても、建物の構造上の不具合にまで発展することはあまりありません。
しかし、ひび割れや剥がれてしまったタイルが落下することで、二次被害に繋がってしまうことがあります。
二次被害が出てしまう前に、早めに対処しておきましょう!
明誠グループ 渚建装では「屋根・外壁0円診断」を行っています。
「外壁タイルのひび割れが気になる・・」とモヤモヤしている人は、是非ご利用下さい。
もちろんその他、雨樋の破損や外壁シーリングのひび割れなどのご相談もお待ちしております。
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-Ku-