「見積書をいただいたけど、内容がよくわからない・・」
「相見積もりをしたら、各社金額が違いすぎる!」
そう思って詳細を確認してみたものの、項目の名前が1つ1つ違うので、とりあえず総合計の金額だけ確認している人はいませんか?
屋根や外壁などに関わるものは金額が大きくなります。
1,000円や5,000円・・といったようなレベルではありませんよね。
そんな大きな金額の見積書の内容を、総合計だけ確認して、その他をしっかり把握しないまま契約してしまうのはとても危険です。
しかし「専門的なものばかりで、わからない!」という人がほとんどでしょう。
また、難しくて調べる気にはならないものの、1つの項目に何が含まれているのか把握したいという人もいるかもしれません。
そこで、今回は屋根や外壁工事の費用に何が含まれているのか、皆さんにわかりやすくご説明していきたいと思います。
見積書と照らし合わせて、確認してみて下さいね。
見積書を構成しているのは4つの項目!これを覚えればチェック可能!
屋根や外壁の工事費用について、わかりやすくご説明します。
下記の項目が、見積書を構成している費用の内訳です。
工事にかかる原材料費 屋根材や塗料、防水材などの原価 |
屋根材では、同じ葺き替えでもスレート材と金属屋根材では金額が異なります。 それと同じように、塗装では塗料によって費用が変わります。 |
工事にかかる人件費 職人や、スタッフにかかる費用 |
基本的に、ご提案も施工も人が関わりますので、その分の人件費がかかります。 施工店はベテランの職人は当然払う給与も高い分、人件費も上がります。 |
諸費用 交通費や、手数料、廃材処分費等 |
屋根の葺き替えであれば、既存の屋根材の処分費がかかります。 それ以外にも、工事するスタッフの交通費や材料の運搬費用などの諸経費がかかってきます。 |
施工店の利益 | 最後に、発生する経費を抜いた施工店の利益です。 この利益は多ければ施工店はありがたいですが、お客様にとってはご負担になります。 |
施工面積は変わってはいけない!?各社で共通するべき数字とは?
各社見積もりを取るとわかりますが、見積もり金額の設定は各社で異なるので、総合計はそれぞれ料金は違うと思います。
しかし「施工面積」だけは変わってはいけません。
施工面積というのは、塗装するのであれば塗装をする場所の面積、屋根であれば屋根の葺き替えであれば屋根の面積になります。
この施工面積が各社でバラバラなことがよくありますので、きちんと実測で測ってくれる会社さんに依頼しましょう。
また、付帯工事では、各社付帯工事の有無が異なる場合があります。
見積書を受け取った際には、理解できるまで質問をして、納得した上で発注するのが後々のトラブルを防ぐ唯一の方法です。
人件費は必須!職人を雇う為の生命線
いずれにしても、安いほうがいいと思いますが、削ってはいけないものが一つだけあります。
それは、人件費です。
正直、人件費はいくらと明記している会社はほとんどなく、工事費用としての記載だと思いますが、
ここで下げてはいけないのが人件費です。
ベテランや優秀な職人には、施工店が相応に報酬を払い、職人たちも自分の技術力で稼いでいるのでプライドがあります。
そこを削ってしまっては、質の高い工事を提供するのは、施工店としても厳しいのが実情です。
また、利益をどこまで設定しているかも重要です。
ハウスメーカーは、下請け会社、孫請け会社まで使っているケースもあり、各社の利益が加算されるため、高くなりがちなのです。
ここでポイントになのは、「飛び込み営業マンを使って営業している会社は、その分の人件費がかかっている」という点。
総じて、飛び込み営業で来る会社の見積もりは高いケースがほとんどですね。
「各社の見積書の金額が異なるのはなぜ!?」のまとめ
さて、今回はなぜ各社の見積書の金額に大きく差が生まれるのかをお伝えしてきました。
理由は下記の通りです。
・項目の記載の仕方が各社異なる
・どの項目に何を入れるのかが違う
・他の業務などによって発生する人件費が発生している場合がある
根本的な見積書を構成している要素は、原材料費・人件費・諸経費・利益の4つ。
しかし、それをどう見積書に反映させていくかは、各社違うので大きく金額が異なってしまうのです。
各社を見比べる作業はとても難しいと思いますが・・今回ご紹介した内容を参考にした上で、どの業者に依頼するのか検討してみて下さいね。
また、明誠グループ 渚建装では「屋根・外壁0円診断」を行っています。
「塗装はどこに頼んだらいいのだろう・・?」と迷っている人は、是非ご利用下さい。
もちろんその他、雨樋の破損や外壁シーリングのひび割れなどのご相談もお待ちしております。
お気軽にご連絡下さいね♪
-Ku-